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説明会の反応が悪い……。どんな内容にすれば説明会の満足度が上がるのか?振り返る/分析・改善
毎年開催する説明会の反応が悪くて困っています。
どんな内容にすれば説明会の満足度が上がるでしょうか?
従業員300名ほどの、首都圏にある建材商社の採用担当です。
会社説明会について、相談させていただきたいです。
毎年、業界や自社事業の理解促進のため、首都圏で数十名程度の規模の説明会を何回か開催しています。
予約率や出席率はそれほど悪くないと思っておりますが、説明会後のアンケートを見ると、満足度や志望度が60~70%くらいとあまり高くないようです。
内容は、社長あいさつ、業界紹介ビデオ、各部門長からの自社事業の説明、質疑応答となっておりまして、説明会としてはきわめてオーソドックスなものではないかと思っております。
説明会参加者の選考への応募率も10~20%程度と、手間も時間もかかっているわりには費用対効果が悪いことを上からも指摘されており、抜本的な見直しをせざるを得ない状況です。
参加者の満足度を高め、当社の選考へ応募してもらうには、どんな内容にしていくべきでしょうか。
アドバイスをお願い致します。
( 建材商社/従業員規模 100~300人未満/採用業務経験 1~2年 )
説明会を設計する際の3つのキーワードを見直してみましょう。
説明会の基本的なデザインは、
「アトラクト(魅了し)」「モチベート(動機付け)」「リテイン(つながりを確保する)」
の3つのキーワードで表現されます。
アトラクトとは、学生が御社の社員に会い、じかに話を聞いて、「魅力的な社風だな」「おもしろそうな仕事(会社)だな」「こんな人と働きたいな」と思わせることをいいます。
アトラクトという概念を意図的に用いるのは、説明会の場では社員の人の雰囲気や社風などの、ネットでは感じ取れないことを確認したいといった思いを持っている学生が多いからです。
以下のような点は、アトラクトの改善がすぐに期待できます。
・司会者の選択
・説明者の選択
・説明者が話す内容
司会者や説明者は、学生を魅了できるという点を念頭に慎重に選ぶ必要があります。
なぜなら学生から見た場合には、その人がその会社のすべてを表現しているように見えるからです。
社長あいさつはともかく、もしも業界紹介のビデオや、部門長の自社事業の説明が単調で学生ウケするものではないと感じられるようならば、そのような情報はネットで提供するように方針を変更し、リアルな場では若手の社員に仕事の体験談を話させて、社風がよく伝わるように工夫をしてもよいかもしれません。
また、話す内容についても、事業や商材を学生にそのまま説明しても、魅了することはできません。
自分たちが人や社会に与えている価値が、きちんと学生に伝わる必要があります。
例えば、内装材を説明する場合、「この製品は最先端で従来の○倍の……な性能があって、当社はそのシェアを○○パーセント持っています」というのではなく、「この製品によって私たちの暮らしは……に変わります。私たちは最もそれに影響力をもっています」といった具合です。
次にモチベートです。
動機付けの前提は、学生個々人と関係構築をすることです。
説明会は一方通行に情報発信をする場ではなく、インタラクティブな場である必要があります。
多くの場合、質疑応答など、学生からの発言を受け取る場面が出てきます。時間は短いですが、その時に上手に関係構築するためには、受容・尊重・共感の3つを心がけます。
受容とは、どんな発言でもいったん受け入れる態度のことです。そして仮に的のずれた発言であっても尊重し、うなずきや「なるほど」といった言葉を挟み、共感する態度を意図的にとります。
あえて学生を名前で呼んであげたり、発言を誉めたりすることも効果的です。
1対多の場とはいえ、関係構築は原則1対1の世界です。決して十把一絡げに扱ってはいけません。
多人数の場でも、意識としては個別に、なるべく多くの学生と関係構築をすることが大切です。
モチベートは、実は、関係構築ができればほぼ完成です。学生は、就職活動においては、企業の人と関係構築ができただけで充分モチベートされるからです。
ただし、関係構築ができた学生と近い未来を共有することで、さらに明確にモチベートされることも付け加えておきます。
最後にリテインです。リテインは今後のつながりの確保です。
説明会では、今日以降の選考、内定、入社への道筋をなるべく明確に伝え、参加者と自分達がどのようにつながっているのか明確に示すべきです。
説明会が個別に成功しても、その場だけでつながりが切れては意味がありません。
関係構築できた応募者個人に対し、「○○さん、次は○○で会えるのを楽しみにしていますね」と声掛けをしてもよいくらいです。
それともう一つ、ネットではなくリアルな説明会にわざわざ足を運んでいるのですから(という表現はずいぶん学生に迎合した表現ですが)、何かおみやげがあると良いでしょう。
おみやげは、物に限りません。選考プロセスについてしっかりと説明することなどでも、十分におみやげになります。
自分たちはこういう人材像を求めているから、こういう選考を行う、なのでこういうポイントをぜひ選考では伝えてほしい、といった具合です。
説明会の基本的なデザインは、
「アトラクト(魅了し)」「モチベート(動機付け)」「リテイン(つながりを確保する)」
の3つのキーワードで表現されます。
アトラクトとは、学生が御社の社員に会い、じかに話を聞いて、「魅力的な社風だな」「おもしろそうな仕事(会社)だな」「こんな人と働きたいな」と思わせることをいいます。
アトラクトという概念を意図的に用いるのは、説明会の場では社員の人の雰囲気や社風などの、ネットでは感じ取れないことを確認したいといった思いを持っている学生が多いからです。
以下のような点は、アトラクトの改善がすぐに期待できます。
・司会者の選択
・説明者の選択
・説明者が話す内容
司会者や説明者は、学生を魅了できるという点を念頭に慎重に選ぶ必要があります。
なぜなら学生から見た場合には、その人がその会社のすべてを表現しているように見えるからです。
社長あいさつはともかく、もしも業界紹介のビデオや、部門長の自社事業の説明が単調で学生ウケするものではないと感じられるようならば、そのような情報はネットで提供するように方針を変更し、リアルな場では若手の社員に仕事の体験談を話させて、社風がよく伝わるように工夫をしてもよいかもしれません。
また、話す内容についても、事業や商材を学生にそのまま説明しても、魅了することはできません。
自分たちが人や社会に与えている価値が、きちんと学生に伝わる必要があります。
例えば、内装材を説明する場合、「この製品は最先端で従来の○倍の……な性能があって、当社はそのシェアを○○パーセント持っています」というのではなく、「この製品によって私たちの暮らしは……に変わります。私たちは最もそれに影響力をもっています」といった具合です。
次にモチベートです。
動機付けの前提は、学生個々人と関係構築をすることです。
説明会は一方通行に情報発信をする場ではなく、インタラクティブな場である必要があります。
多くの場合、質疑応答など、学生からの発言を受け取る場面が出てきます。時間は短いですが、その時に上手に関係構築するためには、受容・尊重・共感の3つを心がけます。
受容とは、どんな発言でもいったん受け入れる態度のことです。そして仮に的のずれた発言であっても尊重し、うなずきや「なるほど」といった言葉を挟み、共感する態度を意図的にとります。
あえて学生を名前で呼んであげたり、発言を誉めたりすることも効果的です。
1対多の場とはいえ、関係構築は原則1対1の世界です。決して十把一絡げに扱ってはいけません。
多人数の場でも、意識としては個別に、なるべく多くの学生と関係構築をすることが大切です。
モチベートは、実は、関係構築ができればほぼ完成です。学生は、就職活動においては、企業の人と関係構築ができただけで充分モチベートされるからです。
ただし、関係構築ができた学生と近い未来を共有することで、さらに明確にモチベートされることも付け加えておきます。
最後にリテインです。リテインは今後のつながりの確保です。
説明会では、今日以降の選考、内定、入社への道筋をなるべく明確に伝え、参加者と自分達がどのようにつながっているのか明確に示すべきです。
説明会が個別に成功しても、その場だけでつながりが切れては意味がありません。
関係構築できた応募者個人に対し、「○○さん、次は○○で会えるのを楽しみにしていますね」と声掛けをしてもよいくらいです。
それともう一つ、ネットではなくリアルな説明会にわざわざ足を運んでいるのですから(という表現はずいぶん学生に迎合した表現ですが)、何かおみやげがあると良いでしょう。
おみやげは、物に限りません。選考プロセスについてしっかりと説明することなどでも、十分におみやげになります。
自分たちはこういう人材像を求めているから、こういう選考を行う、なのでこういうポイントをぜひ選考では伝えてほしい、といった具合です。