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面接における学生が話しやすい雰囲気の作り方を教えてください。選ぶ/選考

Q

面接における学生が話しやすい雰囲気の作り方を教えてください。


面接官としてまだ日が浅く、学生との会話がスムーズに行えていない気がします。
どのような会話をすれば話しやすい雰囲気が作れるのでしょうか?

( 医薬品製造業/従業員規模 100~300人未満/採用業務経験 1年 )

Q
「人と人が出会う時」にすべきことを自然に

両者にとってメリットある「話しやすい雰囲気」
話しやすい雰囲気とは、学生が自分をオープンに話すことができるような安心感のある雰囲気でしょう。それを作ることができれば、その学生の「素」の状態を知ることで採用におけるミスマッチを防ぐことができます。また学生にとっては、「自分をきちんと伝えることができた。知ってもらえた」という思いが、その会社への志望度を高めることにもつながります。このように、話しやすい雰囲気を作ることは両者にとって良いことで、圧迫面接なんて百害あって一利なしです。ご相談者は「自分は学生が話しやすい雰囲気を作れているのだろうか」と気にして自問する時点で素晴らしいスタンスをお持ちだと思います。ただ、「話しやすい雰囲気づくり」とは、面接を特別な場として考えずに、「人が人として会う時にどうすればよいか」を自然に実行すればよいのではないかと思います。以下に具体的に述べてみます。


まずは面接担当者自身が自己開示を
雰囲気作りで最も大切なのは、まず面接担当者自身が自分のことをきちんと相手に伝えることでしょう。採用面接はある意味、異常な場です。見ず知らずの人に自分の人生を根掘り葉掘り聞かれるという経験はなかなかありませんし、ストレスフルな状況でしょう。しかも、それを評価されて自分の人生が左右されるのです。緊張しても仕方ありません。ですからまずその「見ず知らずの人相手」という部分を少しでも和らげてあげてください。どんな人かわからなければ自分の言うことがどう評価されるかもわかりません。面接担当者はできることなら、自分はどんな部署で何をしている人間かを少し詳しめに話してあげるとよいのではないでしょうか。学生は面接担当者が自ら自己紹介しなければ、それが人事なのか現場のリーダーなのかすらわかりません。


どんなことを聞きたいのか明確にする
「どう評価されるのか」が次に相手が知りたいところでしょうが、私は、「この場で何を評価するのか」を相手に伝えるのはあまりお勧めしません。この場では「目標達成意欲があるかどうかを評価します」と伝えてしまえば、学生は自分の話を何らかの目標を達成した話に「盛る」可能性があるからです。ですので、「どう評価されるか」までは伝えずに、その代わり「どんなことを聞きたいのか」をお伝えしてはどうでしょうか。例えば、「今回の面接では、あなたが学生時代に最も力を入れてきたことと、就職活動での会社選びに関する基準についてお聞きします。ただ、目的はあなたの人となりを知りたいということですので、それがわかることなら何でもお話しください」などと伝えることで、その場が何を目的とした場かがわかり、これも安心感につながります。


ゆっくりとしたペースで進める
最後は、物理的に心地よい場(コンフォートゾーン)にしてあげる工夫を少し述べたいと思います。一つは、ゆっくりとしたスピードで面接を進めるということです。ゆっくりと話したり、一つ一つ間を取ったり(あまり長過ぎても緊張を誘うこともありますが)することで、学生は質問をきちんと理解して、じっくりと回答を考えることができます。また、人間はペーシングといって、相手にペースを合わせる性質がありますので、面接担当者がゆっくりとしたペースで話すことで、相手の学生もそれに合わせてゆっくり話せる雰囲気になります。さらに言えば、面接担当者も学生が立て板に水でまくし立てるように話すよりも、ゆっくり話してくれた方が次の質問を考える時間ができてよいでしょう。


笑顔や笑声で和やかに
ここまでできれば、後は極めてふつうのことですが、努めて笑顔や笑声(えごえ。明るく和やかな雰囲気を作り出す声)で面接を行うことです。そうすれば相手の学生はリラックスして十分に自分を表現できるのではないでしょうか。ただ、「極めてふつう」と申し上げましたが、残念ながら多くの面接担当者はできていないことのようです。学生からの話を聞く限りでは(あるいは、実際に私がトレーニングしている面接担当者の方を見る限り)、仏頂面とまではいいませんが、少なくとも笑顔もなく、ぶっきらぼうな口調で面接をしています。原因は様々でしょう。面接を相互評価の場と認識しておらず(時代錯誤も甚だしいですが)、自分は評価する側の人間だと思い、上から目線で話をしているのかもしれません。ただ、単に採用活動に疲れてしまってそれが出ているのかもしれません。いずれにせよ、良いことは何一つありませんので、是非気をつけてみてください。
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