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内定者へのフォローはどんなことをすべき?動機づける/内定フォロー

Q

内定者へのフォローはどんなことをすべき?


内定者フォローとして、内定者懇談会を行っていますが、会食以外は説明会の延長のようになりがちです。
社内の人を含め、内定者の方々に楽しく過ごしてもらうためにはどうすれよいでしょうか?

( 製造業/従業員規模 500~1000人未満/採用業務経験 1~3年 )

Q
「安心感の醸成」と「ネットワーク作り」が最も重要です

内定者フォローの2つの目的

内定者フォローの目的は2つあります。1つ目は、内定を受諾してもらったり、内定辞退を防いだりする「入社意思固め」。2つ目は、入社意思が固まった内定者達に対して、入社後にうまくスタートを切ってもらうための「入社準備」を目的としたものです。時期としては、10月1日の正式内定解禁前後によく開催される内定式を境に、それ以前は「入社意思固め」、以降は「入社準備」を目的にすることが多いです。


「入社意思固め」のために

入社意思を向上させて、内定受諾率を高めるために最も重要なのは「安心感の醸成」です。内定受諾をするということは、数多ある会社の中で、すべての他の選択肢、可能性を捨てて一つの会社に決めるということで、どうしても「ここで本当に良かったのだろうか」という不安、いわゆる「内定ブルー」(マリッジブルーやマタニティブルーのように、良いことでも不安≒ブルーになる現象の一つ)と呼ばれる状態になります。


「自分だけではない」と安心してもらう

この「安心感の醸成」をもたらす一つの方法として、論理的な説得も挙げられます。しかし、既に自分の意思で内定受諾しているのですから、ふつうの説得は必須ではありません。不安とは「そこはかとないもの」です。明確な理由があるわけではなく、「なんとなく不安」なのです。ではどうすればよいかと言いますと、例えば、内定者の間で内定受諾理由を共有するワークをするなどして「みんなも決心している」「あの人もそういう理由で決めたのか」と「自分だけではない」「やっぱりここで良かった」と、周囲からの同調圧力を借りて、不安を削ぐことです。できれば、同質性の高い似た者同士の組み合わせでこういうワークをすれば、共感性も高く安心につながりやすいでしょう。もともと根っこのない不安なのですから、安心をぶつければ消えます。もちろん、もし具体的な理由のある不安であれば、そもそもミスマッチの可能性があるので、無理やり入社してもらうのではなく、とことん内定者の疑念に付き合うしかないでしょう。


「入社準備」のためにネットワークを強化する

「入社準備」のためにやっておくべきことで最も重要なことは、内定者同期の間のインフォーマルネットワークを強化することです。要は、相互理解を深め、仲良くなってもらうことです(ベタベタした関係でなくとも)。これをやっておくと、入社後に起こる様々な困難を対処するセーフティネットとして機能し得る可能性があります。
強いインフォーマルネットワークがあれば、様々な情報を獲得する経路にもなりますし、悩んだ時の相談相手も見つけられます。ロールモデルやベンチーマーク相手、すなわちライバルを見つけることにもつながるでしょう。また、単に機能的に役割分担をしているだけの組織よりも、一人ひとりがお互いに感情的なつながりを持っている組織の方が、いざという時に強い組織になります。


まず、相性の合う人から小規模につなげていく

では、どうすれば、インフォーマルネットワークを強化できるでしょうか。まずは、内定者フォローを目的とした懇親会やワークショップにおけるチーム分けや組み合わせについて意識してみましょう。最初に内定者各人のパーソナリティを把握しておき、相性の合う人を見定めます。丁寧にやるのであれば、できればまずはその相性の合う人同士を数人集めて(二人でも可)顔合わせの会を開催していきます。いきなり内定者全員をぶっつけ本番で会わせると、コミュニケーションがコントロールできず、あまりそりの合わない人同士がぶつかる可能性が出てきます。それを避けるために最初は小規模でコントロールできる範囲の会をする方がよいです。


そして、「ハブ人材」同士をつなぐ

内定者の間で、相性の良い人同士の小規模なグループができたら、そのグループ間をつなぐために、各グループの中でネットワークのハブ(つなぎめ)になるような、社交性の高い人を選出し、その人々をつなぐような場を設けます。彼ら「ハブ人材」は自分のネットワークをどんどんつなげようとしますので(そういう人を選んでください)、彼らを中心に内定者全員が何らかの形でゆるやかにつながっている状態ができます。そこまですれば、懇親会などの内定者イベントをしても、自然に相性の良い者同士がまずつながり(パーティで最初にするのは知り合い探しですよね)、その後もハブ人材がクッションとなる形で、自分と異質な人ともゆるくつながっていくことになり、内定者のインフォーマルネットワークが完成するわけです。


極論、コンテンツはなんでもいい

以上のように、内定者フォローにおいては、コンテンツをどうするかということよりも、どういう人と引き合わせて共感をもたらし、「安心感」や「ネットワーク」を獲得するかということが大事です。極端な事を言えば、コンテンツはなんでもよいと言えます。楽しい仲間で集まれば、どんな店でも面白い場になるということです。繰り返しますが、内定者は別の内定者を見て、その会社を判断しがちですので、内定者同士の組み合わせ、チーム分けを重視して内定者フォローを行っていただくと、良い結果につながるのではないかと思います。
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