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秋採用ならではの採用手法とは?準備する/採用計画
採用スケジュールが後ろ倒しとなりましたが、秋採用ならではの採用手法があれば教えてください
すでに多くの学生が内定を獲得し、母集団が少なくなっている秋頃の採用はかなり大変だと考えています。この時期ならではの採用手法などはありますでしょうか?
( サービス業/従業員規模 100~300人未満/採用業務経験 1~3年 )
今、就職活動をしている学生を見つければ勝ち
就職活動学生は偏在している
昨年10月1日時点で就職活動を継続している学生はおおよそ1割程度でした。内訳としては、継続して就職活動を続けている人に加え、何らかの理由で進路転換をした人たちと考えられます。例えば、院進学をやめたり、公務員試験に落ちたり、資格試験に失敗したりといった方が多いと思います。留学の帰国時期が日本の就職活動のピークに合わなかった人もいるでしょう。今年もほぼ同程度と予想され、ご質問の通り、秋採用はかなり厳しい環境ではあると思います。ですが、そうは言っても1割の数万人は就職活動をしているわけです。そこから数名の採用をするのに、不可能ということはありません。ただ、難しいのはそれが偏在しているということです。9割が就職活動をしているのであれば、石を投げればとは言いませんが、やたらに声をかけても就職活動中の学生である確率は高いわけですが、今はそうはいきません。つまり、これからの秋採用のポイントは、いかに確率高く就職活動中の学生を見つけるかにかかっています。
学生のことを一番よく知っているのは学生
さて、そこで私が最もお勧めする「現在就職活動中の学生を探す方法」とは、「学生に聞く」です。あまりに単純で申し訳ないのですが、しかしながら、それを実践している企業は多くありません。まず、自社の内定者に一人ずつ「今、あなたの周囲に就職活動をまだ続けている友人や知人はいないか」を聞いてください。そうすれば、一人ぐらいはそういう人がいるのではないでしょうか。これを内定者だけではなく、1年目の社員に「就職活動をしている後輩がいないか」を聞き、アルバイト学生がいる業態なら彼らにも聞いてみてください。さらに、意外にも実はこれが最も効くのですが、自社の「内定辞退者」にも聞いてみてください。内定辞退者は、変な別れ方をしていなければ大切なリソースです。一応は内定が出るまで自社を受け続けてくれたわけですし、自社のことを知っています。そして、何より自社を辞退して、おそらく自社より採用ブランドの高い他社に行くわけですから優秀です。彼らの周りには優秀な「まだ就職活動をしている学生」がいるのです。
迷っている学生はいないか
また、これは少しアグレッシブ過ぎて、採用実務家だった身としては申し上げるかどうか迷うのですが、対象を「就職活動を続けている学生」ではなく、「内定後に悩んでいる、迷っている学生」に広げてもよいかもしれません。学生は一度内定を受諾しても、心の奥底ではどこかで迷っているものです。俗に「内定ブルー」と言われますが、うれしいはずの内定も、裏を返せば他の可能性をすべて放棄することに他ならず、それが一抹の不安を誘います。「これでよかったのだろうか」という気持ちです。秋頃の時期に、学年を問わないインターンシップの募集をかけてみましょう。特に、この「学年を問わない」という条件を強く打ち出せば、中には社会人になる前に一度働くシミュレーションをしてみたいという人も一定数は集まるでしょう。また中には上述の内定ブルーに陥っている人もいるでしょう。そういう人はインターンシップで働いているうちに、「やはりこの会社の方がよいのではないだろうか」と思うことがあるかもしれません。この方法のメリットは、既に内定を持っている内定ブルーの人がいなくとも、他の学年の学生に対してインターンシップをすればよいだけで、リスクがほとんどないということです。
後半戦こそスカウトメディア
最後に、秋以降も採用活動を行う際の施策としてお勧めなのが、最近存在感を増してきているスカウトメディアやスカウトサービスです。これは学生が自分のプロフィールを登録し、それを見て企業側がアプローチをするという、いわば逆求人のサービスです。前半戦は、就職活動を頑張っている学生が多く集まるのですが、そういった学生は採用ブランド志向が高いため、採用にはつながらない傾向にあります。しかし、後半戦は違います。大手の採用がほぼ終わると、「内定を持っていない(あるいは持っていても納得していない)就職活動継続者」が日々スカウトメディアへ流れてきます。なぜなら、大手以外の企業について学生はあまり知らないため、自分の情報をさらけ出しておいて、企業側からアプローチを待つという手法が適しているからです。ですので、秋採用においては、特にスカウトメディアはお勧めです。ぜひお試しください。
就職活動学生は偏在している
昨年10月1日時点で就職活動を継続している学生はおおよそ1割程度でした。内訳としては、継続して就職活動を続けている人に加え、何らかの理由で進路転換をした人たちと考えられます。例えば、院進学をやめたり、公務員試験に落ちたり、資格試験に失敗したりといった方が多いと思います。留学の帰国時期が日本の就職活動のピークに合わなかった人もいるでしょう。今年もほぼ同程度と予想され、ご質問の通り、秋採用はかなり厳しい環境ではあると思います。ですが、そうは言っても1割の数万人は就職活動をしているわけです。そこから数名の採用をするのに、不可能ということはありません。ただ、難しいのはそれが偏在しているということです。9割が就職活動をしているのであれば、石を投げればとは言いませんが、やたらに声をかけても就職活動中の学生である確率は高いわけですが、今はそうはいきません。つまり、これからの秋採用のポイントは、いかに確率高く就職活動中の学生を見つけるかにかかっています。
学生のことを一番よく知っているのは学生
さて、そこで私が最もお勧めする「現在就職活動中の学生を探す方法」とは、「学生に聞く」です。あまりに単純で申し訳ないのですが、しかしながら、それを実践している企業は多くありません。まず、自社の内定者に一人ずつ「今、あなたの周囲に就職活動をまだ続けている友人や知人はいないか」を聞いてください。そうすれば、一人ぐらいはそういう人がいるのではないでしょうか。これを内定者だけではなく、1年目の社員に「就職活動をしている後輩がいないか」を聞き、アルバイト学生がいる業態なら彼らにも聞いてみてください。さらに、意外にも実はこれが最も効くのですが、自社の「内定辞退者」にも聞いてみてください。内定辞退者は、変な別れ方をしていなければ大切なリソースです。一応は内定が出るまで自社を受け続けてくれたわけですし、自社のことを知っています。そして、何より自社を辞退して、おそらく自社より採用ブランドの高い他社に行くわけですから優秀です。彼らの周りには優秀な「まだ就職活動をしている学生」がいるのです。
迷っている学生はいないか
また、これは少しアグレッシブ過ぎて、採用実務家だった身としては申し上げるかどうか迷うのですが、対象を「就職活動を続けている学生」ではなく、「内定後に悩んでいる、迷っている学生」に広げてもよいかもしれません。学生は一度内定を受諾しても、心の奥底ではどこかで迷っているものです。俗に「内定ブルー」と言われますが、うれしいはずの内定も、裏を返せば他の可能性をすべて放棄することに他ならず、それが一抹の不安を誘います。「これでよかったのだろうか」という気持ちです。秋頃の時期に、学年を問わないインターンシップの募集をかけてみましょう。特に、この「学年を問わない」という条件を強く打ち出せば、中には社会人になる前に一度働くシミュレーションをしてみたいという人も一定数は集まるでしょう。また中には上述の内定ブルーに陥っている人もいるでしょう。そういう人はインターンシップで働いているうちに、「やはりこの会社の方がよいのではないだろうか」と思うことがあるかもしれません。この方法のメリットは、既に内定を持っている内定ブルーの人がいなくとも、他の学年の学生に対してインターンシップをすればよいだけで、リスクがほとんどないということです。
後半戦こそスカウトメディア
最後に、秋以降も採用活動を行う際の施策としてお勧めなのが、最近存在感を増してきているスカウトメディアやスカウトサービスです。これは学生が自分のプロフィールを登録し、それを見て企業側がアプローチをするという、いわば逆求人のサービスです。前半戦は、就職活動を頑張っている学生が多く集まるのですが、そういった学生は採用ブランド志向が高いため、採用にはつながらない傾向にあります。しかし、後半戦は違います。大手の採用がほぼ終わると、「内定を持っていない(あるいは持っていても納得していない)就職活動継続者」が日々スカウトメディアへ流れてきます。なぜなら、大手以外の企業について学生はあまり知らないため、自分の情報をさらけ出しておいて、企業側からアプローチを待つという手法が適しているからです。ですので、秋採用においては、特にスカウトメディアはお勧めです。ぜひお試しください。