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入社前研修への「参加意欲」を高めるには?育てる/定着・育成
研修への「参加意欲」を高めるには?
日々の業務に忙しいなか、研修に対する「参加意欲」を高めていくには、どうすればいいのでしょうか。
研修に対する参加意欲を高めるには、参加前、参加中、参加後の3つの段階で、受講者にきめ細かくアプローチしていくことが必要です。
- 研修参加前
まずは、各教育プログラムの「必要性」を訴えることです。そのためには、その趣旨はもちろんのこと、研修を受けることによって得られるメリット(受けなかったことによる損失)、実施する際のフォロー体制などを、社内報やイントラネットなどで周知徹底していくことです。場合によっては、上司から直接成長の期待を込めた動機付けを行ってもよいでしょう。と同時に、事前に従業員に対して「教育ニーズ」に対するアンケートなどを行い、自ら学ぶことに対する会社側の回答(研修実施)を示すことも必要です。 - 研修参加中
ここでは、いかにプログラムに興味を持って参加してもらうかに、知恵を絞ります。教育担当者ならば、教育訓練法の組み合わせを考えたり、研修全体の流れに山谷を設けてリズムを与え、受講者が飽きないようにメリハリを付ける必要があります。また、講師ならば、一方的な講演とせずに、グループ討議を積極的に行うといった、体感型のゲーム形式を取り入れるなど、受講者を研修の中に巻き込んで、主体的参加を促すようにすることが望まれます。 - 研修参加後
研修で学んだことを職場に持ち帰り、実践活動に移すことを奨励します。そのためにも、直属の上司には研修内容をきちんと理解させておき、また本人には実践した内容を1ヵ月後にレポート提出させたり、社内掲示板などで議論させることが効果的です。さらには、3ヵ月後にフォロー研修を行い、実践した内容のチェックを行うなど、「その後」を丁寧に追いかけることが大切です。こうした一連のフォロー体制が、従業員の参加意欲の向上を促していき、社内全体に研修に対する理解と必要性というものを、より深めていきます。