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グループ面接をスケジュール通りに進めるコツは?選ぶ/選考

グループ面接をスケジュール通りに進めるコツは?
今年から初めてグループ面接を実施しています。
しかし、時間管理がうまくいかず、必ず時間が延びてしまいます。
他の学生に迷惑をかけてしまうため、時間通りに進めたいのですが、何か対策はありますでしょうか。
( サービス業/従業員規模 100~300人未満/採用業務経験 1~2年 )

時間管理の工夫を、会話に織り交ぜましょう
グループ面接の際に、応募者たちの回答時間をコントロールする方法をいくつかご紹介したいと思います。
・短い会話のやり取りから面接を始める
グループ面接では、1人目の応募者が話した長さを、他の応募者も踏襲する傾向があります。 1人目の応募者の最初の回答が長いと、「自分もあのくらい(長く)話さないと(落ちるのでは)」という心理が芽生え、同席している他の応募者も話が長くなってしまうのです。
そこで、意識的に短い会話のやり取りから始めるのです。すると、それが全体の基準となり、応募者たちは合わせて短く回答するようになるので、結果として、時間管理がしやすくなります。
「ではまずおひとりずつ自己紹介をお願いします。学生時代に最も頑張ったことについてはこの後お伺いするので、自己紹介は学校名と何か一言で、ごく簡単にお願いします」
例えばこのように話すことで、短い質疑応答のペースをつくることができます。
・全体の内容を予告する
面接の初めに、何をどのような順番で聞いていくか予告することも効果があります。
「自己紹介をしてもらった後、学生時代に最も頑張ったことを1人5分くらいずつ聞かせていただきます。話の最後に、その経験から学んだことを一言で教えてください。その後、志望動機を1人3分くらいずつお聞きして、本日は終了です。全体で40分くらいを予定しています」といった感じです。
このように予告をすることにより、応募者は、自分が話せる分量やペースを意識します。用意してきたエピソードをどの質問で話せばよいかも分かるので、焦って自分の話したいことを無理に詰め込もうとすることもなくなります。
・質問を区切る
「自己紹介をしてください」「自己PRをしてください」「最も頑張ったことについて教えてください」というように大きなテーマで質問をすると、応募者は用意してきたエピソードを一度にすべて話そうとして、回答が長くなってしまうことがあります。「3分間で話してください」というように申し添えたとしても、効果がないことも少なくありません。
対策としては、エピソードを細かく区切って質問することで、一つの質問に対する回答時間を短くする方法があります。
例えば、最も大変だった時のことについてのエピソードを聞く際に「最も大変だった時のことを教えてください」と一言で聞かずに、質問を一つずつ区切って聞いていきます。
「部活には入っていますか?」
「はい。剣道部に所属しています」
「何か運営で役職についていますか?」
「はい。主将を務めています」
「では主将の役割をこなす上で、今まで一番大変だったのはいつですか?」
「昨年の年末、強化合宿の時です」
「そこで何か問題があったのですか?」
というように、区切って質問していきます。すると、必要に応じて早めに結論を述べてもらったり、質疑を終了したりすることができるので、時間管理がしやすくなります。
・話し過ぎると評価が下がると意識させる
「では……について、1分くらいでお話しいただけますか?」と伝えても、時間を超過してしまう応募者は少なくありません。
十分に話さなければ不合格になってしまうという意識が働くためです。その気持ちも分かるのですが、あまりにも回答時間が長い場合には、
「ありがとうございました。とても面白くお伺いしましたが、少し長かったので、次は1分くらいで話してくださいね」と伝えてもよいと思います。
すると他の応募者は、「長く話し過ぎてはいけない」と考えるようになり、次の回答からは短く答えることを意識するようになります。
・あいづちを挟みながら聞く
「……について教えてください」と質問した後、応募者が話し終わるまで沈黙したまま待ってしまうと、話の途中で介入するタイミングがつかめず、ただひたすら話が終わるのを待つことになってしまいます。
そのようなことにならないよう、常に、「うんうん」「なるほど」「そうなんですね」などと、あいづちを積極的に入れながら話を聞きます。すると、会話の進行についてリードできる状態で話を聞くことができ、相手の発言の途中でも、「あ、ごめんね。ちょっと時間が押しているので、とりあえずここまでにさせてください」といった介入がしやすくなります。
以上、いかがでしょうか?
私自身も面接をする際に必要に応じて使っている方法ですが、どれもそれほど難しくないものばかりだと思いますので、ぜひお試しください。
また、私は以前グループ面接について、「グループ面接の導入を検討中。気をつけるべきことは?」というご質問にお答えしています。その中で、グループ面接に慣れていない面接者の場合、評価の質よりも面接の運営管理のほうに意識がいってしまいがちで、それが結果的に評価の質を下げる遠因になることがあるという話をしています。
実際にグループ面接は、時間管理をはじめ運営に気をつけるべき点が多くある選考方法ですが、面接の最も大切な目的は言うまでもなく、正しく適切な評価をすることです。
運営に気を取られ過ぎたばかりにその目的を阻害してしまうことのないよう、気をつけて臨んでいただければと思います。
グループ面接の際に、応募者たちの回答時間をコントロールする方法をいくつかご紹介したいと思います。
・短い会話のやり取りから面接を始める
グループ面接では、1人目の応募者が話した長さを、他の応募者も踏襲する傾向があります。 1人目の応募者の最初の回答が長いと、「自分もあのくらい(長く)話さないと(落ちるのでは)」という心理が芽生え、同席している他の応募者も話が長くなってしまうのです。
そこで、意識的に短い会話のやり取りから始めるのです。すると、それが全体の基準となり、応募者たちは合わせて短く回答するようになるので、結果として、時間管理がしやすくなります。
「ではまずおひとりずつ自己紹介をお願いします。学生時代に最も頑張ったことについてはこの後お伺いするので、自己紹介は学校名と何か一言で、ごく簡単にお願いします」
例えばこのように話すことで、短い質疑応答のペースをつくることができます。
・全体の内容を予告する
面接の初めに、何をどのような順番で聞いていくか予告することも効果があります。
「自己紹介をしてもらった後、学生時代に最も頑張ったことを1人5分くらいずつ聞かせていただきます。話の最後に、その経験から学んだことを一言で教えてください。その後、志望動機を1人3分くらいずつお聞きして、本日は終了です。全体で40分くらいを予定しています」といった感じです。
このように予告をすることにより、応募者は、自分が話せる分量やペースを意識します。用意してきたエピソードをどの質問で話せばよいかも分かるので、焦って自分の話したいことを無理に詰め込もうとすることもなくなります。
・質問を区切る
「自己紹介をしてください」「自己PRをしてください」「最も頑張ったことについて教えてください」というように大きなテーマで質問をすると、応募者は用意してきたエピソードを一度にすべて話そうとして、回答が長くなってしまうことがあります。「3分間で話してください」というように申し添えたとしても、効果がないことも少なくありません。
対策としては、エピソードを細かく区切って質問することで、一つの質問に対する回答時間を短くする方法があります。
例えば、最も大変だった時のことについてのエピソードを聞く際に「最も大変だった時のことを教えてください」と一言で聞かずに、質問を一つずつ区切って聞いていきます。
「部活には入っていますか?」
「はい。剣道部に所属しています」
「何か運営で役職についていますか?」
「はい。主将を務めています」
「では主将の役割をこなす上で、今まで一番大変だったのはいつですか?」
「昨年の年末、強化合宿の時です」
「そこで何か問題があったのですか?」
というように、区切って質問していきます。すると、必要に応じて早めに結論を述べてもらったり、質疑を終了したりすることができるので、時間管理がしやすくなります。
・話し過ぎると評価が下がると意識させる
「では……について、1分くらいでお話しいただけますか?」と伝えても、時間を超過してしまう応募者は少なくありません。
十分に話さなければ不合格になってしまうという意識が働くためです。その気持ちも分かるのですが、あまりにも回答時間が長い場合には、
「ありがとうございました。とても面白くお伺いしましたが、少し長かったので、次は1分くらいで話してくださいね」と伝えてもよいと思います。
すると他の応募者は、「長く話し過ぎてはいけない」と考えるようになり、次の回答からは短く答えることを意識するようになります。
・あいづちを挟みながら聞く
「……について教えてください」と質問した後、応募者が話し終わるまで沈黙したまま待ってしまうと、話の途中で介入するタイミングがつかめず、ただひたすら話が終わるのを待つことになってしまいます。
そのようなことにならないよう、常に、「うんうん」「なるほど」「そうなんですね」などと、あいづちを積極的に入れながら話を聞きます。すると、会話の進行についてリードできる状態で話を聞くことができ、相手の発言の途中でも、「あ、ごめんね。ちょっと時間が押しているので、とりあえずここまでにさせてください」といった介入がしやすくなります。
以上、いかがでしょうか?
私自身も面接をする際に必要に応じて使っている方法ですが、どれもそれほど難しくないものばかりだと思いますので、ぜひお試しください。
また、私は以前グループ面接について、「グループ面接の導入を検討中。気をつけるべきことは?」というご質問にお答えしています。その中で、グループ面接に慣れていない面接者の場合、評価の質よりも面接の運営管理のほうに意識がいってしまいがちで、それが結果的に評価の質を下げる遠因になることがあるという話をしています。
実際にグループ面接は、時間管理をはじめ運営に気をつけるべき点が多くある選考方法ですが、面接の最も大切な目的は言うまでもなく、正しく適切な評価をすることです。
運営に気を取られ過ぎたばかりにその目的を阻害してしまうことのないよう、気をつけて臨んでいただければと思います。