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「内定者研修」は実務中心、それとも動機形成中心?動機づける/内定フォロー
「内定者研修」は実務中心、それとも動機形成中心?
厳選採用が行われている昨今の就職戦線下で、「内定者研修」は実務的な教育と、動機形成のどちらに中心を置いたほうがよいのでしょうか。
入社するまでは、内定者の身分はあくまで「学生」です。何よりも、まだ雇用関係を結ぶには至っていません。内定者教育についても、学生側に不都合があるような場合、参加を強制させないようにします。まずはそうした前提に立った上で、自社では実務的な教育と動機形成のどちらを重視するかを、考えてみるべきです。
その際、入社後にすぐ顧客対応の現場に立つような仕事ならば、実務的な教育を先行して行いたいと思うのは当然かもしれません。一方、入社を控えた内定者の多くは、入社後の自分の姿に不安を抱いていることは間違いありません。その点から考えると、まずはその不安を払拭することが、内定者教育の第一目的としてもいいように思います。事実、仮にこの時期に実務的な研修を実施したとしても、「実践」ではないため実際の成果はあまり期待できない、という人事担当者の声をよく聞きます。むしろ、「自分を生かしてくれる、活躍できそう」と内定者に思わせることをこの時期には主眼においたほうが、入社後の研修がより効果的に進むのではないでしょうか。