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2011/12/13

変わる2013年卒就職、今の学生の行動と心境は?―解禁後に開催した緊急座談会からのレポート―

岡崎 仁美(おかざき・ひとみ)
1993年(株)リクルートに新卒入社。以来一貫して人材関連事業に携わる。
当初7年間は大阪にて人材採用・育成の営業に従事、中堅・中小企業を中心に延べ約2000社を担当。2000年に首都圏に異動し、転職情報誌『B-ing関東版』の編集企画マネージャー、同誌副編集長、転職サイト『リクナビNEXT』の編集長を経て、2007年4月に、『リクナビ』編集長に就任。以後、大学などでの講演も数多く行う。プライベートでは3児の母でもある。

イントロダクション


こんにちは。リクナビ編集長の岡崎仁美です。

いよいよ2013年卒の就職/採用活動が本格スタートとなりました。

就職協定廃止以来、約15年ぶりのスケジュール変更を受け、さまざまな予測を基に今年の採用活動を計画したものの、本当に母集団は集まるのか、説明会日程の重複状況はどれくらいのものなのか、学生の仕上がりにもやはり変化があるのか、そうした中で「自社で活躍する人材」をきちんと見抜くことができるのか、企業人事の皆さまの不安は尽きないことと思います。

そこで今回、急きょ座談会を開催し、これから就職活動を始める学生に、今の心境と具体的な行動について聞いてみました。

参加者は、在京大学の文系3年生、5人の方々。いわゆる「解禁」直後の気持ちを率直に語ってくれました。



    ■座談会参加学生のプロフィール

後ろ倒しの2カ月間、それまでの学生生活を「継続」

岡崎こんにちは。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

一同よろしくお願いします!


■参加学生の今の心境
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岡崎皆さんの代は、就職活動開始が2カ月後ろ倒しになりましたが、この期間をどう過ごしていましたか?

アスカ夏ごろに父から、スケジュールが変わることを教えられました。やることは変わらないのに、時間だけ遅くなるっていうことで、とても焦りを感じたことを覚えています。

ただ私はちょうど11月下旬に資格試験を控えていたので、それに専念しようと気持ちを切り替えました。ついこの間までそっちの勉強をしていたので、就活は12月に入ってから始めた感じです。

ユウタ僕も夏くらいにニュースで聞いたのですが、最初は半信半疑でした。「そんなこと、今年から急に変えられるの?」と。

ただ、小学1年生から続けていた部活をつい最近引退するまで、ほぼそれに没頭していたので、その後はあんまり気にしていませんでした。

引退は、就活スタートに合わせたのではなく、もともと11月までと決まっていたので、2カ月遅れてくれたのはラッキーでした。

サクラ私は夏休みに短期留学をしていました。帰国後アルバイト先で「シューカツ遅くなるらしいじゃん」と聞いて初めて知りました。

そのときにまず「勉強できる時間が増えてヨカッタ!」と思いました。まだ単位が結構残っているので……。

夏まではずっとフットサルのサークルに没頭していたのですが、母親からのアドバイスもあり、専攻に関連の深いドイツへの留学に挑戦したのです。留学したのは、就活が遅れたこととは、全く関係がありません。

ケンゴ僕もやっぱり夏くらいだったかなぁ。最初に聞いたときは、就活関連の準備は何もしていなかったので「開始が遅れるなら余裕ができたかな」と思いました。

でも実際には僕も体育会で役職に就いていて、そちらの活動も忙しい時期だったので、特に何もしないまま12月を迎えてしまいました。

カイト僕は実は、先週インドから帰ってきたばかりなんです。

もともとインド料理が大好きで、それが高じてインドをじっくり旅しようと。せっかく長期で行くので、現地でのインターンシップにも挑戦しました。インターン先は日本人が経営する会社。ツイッターで見つけました。

就活は、帰ってきたばかりなので、まだ何も手をつけていません。

アスカ12月に入ってから、周りも自分もモードが変わった感じはあります。リクナビとかの公式な感じのサイトがOPENしたというのも大きいです。

ユウタ僕も、合同会社説明会に行ってみて、周りの雰囲気とかに刺激を受け、そろそろやらなきゃとスイッチが入りました。「まずは会社説明会参加から」と、12月中に6件の参加予約をしました。

ケンゴ僕は、12月中はOB訪問を中心に考えています。何人かの先輩にはアポイントを取りました。

サクラ私は合同会社説明会に行く予定を2件入れていますが、友達に誘われてっていう感じです。

でも行ってみると何かは変わると思うので、機会があれば参加したいと考えています。夏ぐらいには就活を終えたいし。学生時代の残り時間に行きたいところもあるので。

カイトみんなもう動いているんですね。なんか焦ってきた……。


「色々な企業を見た方が良い」というアドバイスを受けて

岡崎就職活動を具体的に進めていく上で、どんなことに留意していますか?

アスカ「自分の知っている企業だけでなく、知らなかった企業にも目を向けましょう」というということをすごく言われます。

大学の先生や、キャリアセンターの方からだけでなく、先輩なども「とにかく先入観を持たずに知らない会社にも目を向けた方がいいよ。そこで感じたことでまた違ってくるから」と強く勧められます。
ケンゴ僕も体育会の先輩から、「知っている会社だけでなく、小さいところも含めて知らない会社も見た方がいい。色々と調べた上で比較検討し、志望した方が説得力が増すよ」というアドバイスをもらい、そうしようかなと思っています。

カイト僕は将来海外で働きたいと思っているので、規模がどうとかよりも、海外展開をしているかどうかで見ていきたいと思っています。

インドで駐在の日本の社会人の方々と話す機会もあって、いろいろ聞いてみたのですが、やっぱり皆さん国内で「修業」の期間を経てインドに来ているということでした。なので僕も、いきなり海外で働くとかではなく、10年くらいの下積みでちゃんと力を付けてから海外赴任できればいいなと。

サクラ私はやっぱり海外で働いてみたいので、そういう軸で探すかな。まだあまりよく分かりません。

アスカこの間合同企業説明会に行ったとき、全く興味のなかった企業から「今から説明を始めますので聞いて行かれませんか?」と声を掛けられました。そこで、なんとなく座席に着いてみたところ、「あ、これだ!」と思えるような感覚を得たという経験をしました。

サクラそれってどういうこと?

アスカその会社は、業界自体は小さいけれど、その中でシェアがナンバーワンだったんです。

それまで「シェア」という観点で企業を見ていなかったけど、ああそういう切り口もあるなと感じました。そして何よりフィーリングが合いそうだったんです。……うまく説明ができないのですが、ここは合いそう、合わなそう、ってありますよね。あまり業種とか関係ない気がします。

ユウタ僕も自分が知っている企業ばかり見ていてもなぁとは思いつつも、具体的なやり方がピンときていなかったんです。でも、今のアスカさんの話を聞いてなるほどと思いました。

実は合同企業説明会も、先輩や友人から「行っても意味ないよ」と言われたので、期待もせずに何となく参加してしまったんです。でも意味があるかどうかは自分次第ですね。反省しました。次からはそういう気持ちで臨みます!

変化の年だから、まず全体スケジュールを知りたい

岡崎先ほどアスカさんから「フィーリング」という言葉も出ましたが、皆さん企業との接触を始めている中で、どういうときに「合っているな」「ちょっと違うな」と感じますか?

サクラやっぱり「ヒト」は大きいです。

学内のセミナーに参加したときに、私が希望する観光系の企業が2社来ていて、どちらもとても楽しみにお話しを伺いました。
 ところが、1社の方はとてもイキイキとお話をされていて、ますます興味を高めたのですが、もう1社の方は何だか仕事だから話していますって暗い雰囲気で、志望度がグンと下がりました。

アスカ私はいいことばかり言うヒトには、ちょっと距離を置いてしまいます。人事のヒトの中には売り文句ばかり並べて、かえってウソくさく聞こえてしまうこともありました。

そういう経験をしたので、人事ではないヒトの話が聞けるセミナーには、積極的に参加したいって思っています。

ケンゴ僕がまずOB訪問から始めようと思ったのも、まさにそういう意識があったからです。

会社のPRはウェブサイトを見て押さえておいて、OB訪問では働いている一個人としての思いを中心に話を聞きたいなと。

ユウタ情報をちゃんとオープンにしてくれているかどうかも気になります。

エントリーをした後、いつごろどうなるのか。そういうことをあらかじめ示しておいてくれる会社だと、スケジュールも立てやすいので挑戦しやすいですし、好感も持てます。

カイト僕はまだよく分かりません。

でも、皆さんの話を聞いて、体験して、肌で感じることが先決だと思いました。自分がやりたいことを含めて調べていきたいと思います。

ケンゴあらためて、自分が知らないことが多いんだなと感じています。知らないことには動けないので、まずは知ろうと。

ただ、やみくもに探すわけにもいかないので、企業側から情報を積極的に出してくれたり、他との違いを明確にアピールしてもらえると助かります。

アスカ就活が本格化するまでは、あまりの情報の多さに面食らっていたところもあるけれど、大事な将来を決めることなので、積極的に情報収集に取り組んでいこうと思います。 


今回の座談会は12月初旬、まさに就職活動が始まったばかりのタイミングでの実施でしたので、参加してくださった皆さんもまだまだ手探りといったところでした。

「いいことばかりではなく実際の情報を」「人事だけではなく現場の話も」という学生の希望は、例年も聞かれる声ですが、「スケジュールの事前開示を」というのは今年に顕著な意見であったように感じます。

そもそもスケジュールが変更される中で、その後の工程に関する先輩の情報もアテにならないと感じられる中、「過密スケジュール」「短期決戦」という言葉が先行し、焦りばかりを募らせている学生も少なくないことでしょう。

「自社の理念・ビジョンや戦略、それに基づいた求める人材要件を明確にする」「組織風土とのマッチングを高めるために『雰囲気』を伝えるよう尽力する」といったベーシックな活動に取り組むことは、これまで通り重要なことだと思います。

その上で、今年はさらに「スケジュール全体像の提示」をすることが、採用プロセスごとの歩留まり向上を実現するのではないかとあらためて感じた次第です。

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